Population · Settlement areas · 2020
宗教と結びついた居住域
中央アジアでは、イスラム教と結びつく集団の居住域と、複数の宗教的帰属を含む集団の居住域を区別しています。色面を選ぶと、集団の定義と対象国を確認できます。
掲載した集団の居住域を示す概略図です。各場所での信者の割合や、多数派の宗教を示す地図ではありません。
灰色は掲載した居住域の重なりです。色のない地域にも人々は暮らしていますが、この図では分類していません。
この地図の掲載範囲
中央アジアの代表的な居住域を抜粋しています。
Population · Census and report sources
宗教構成と資料の範囲を読む
カザフスタンは国勢調査の全国構成比、ほかの4か国は2023年の報告に載る推計・人数と地域記述を分けて表示します。丸は全国の構成、四角は報告の記述、細地域名は州・地区の公表値です。案内点そのものの住民割合ではありません。
国勢調査は2011〜2024年で、質問・公表区分・不明回答の扱いが異なります。報告の推計や人数とは分母も異なります。同じ年・同じ分類の順位として比較しません。
背景の淡い色面はGeoEPR 2021の集団の概略居住域とEPR-ED 2021の集団内の宗教的特徴を結びつけた限定事例です。イスラム教との結びつきと複数の帰属を分けて示します。色面はその場所の全住民の信者割合ではなく、丸・四角の全国値や報告値とも合算しません。
カザフスタン・2021年
イスラム教とキリスト教の両方が公表され、回答拒否も約11%あります。宗教への回答と民族の分類は別です。全国値を州ごとの割合と取り違えません。
イスラム教 69.3%キリスト教 17.2%無宗教 2.3%回答拒否 11%その他の公表区分 0.2%
2021年国勢調査。回答拒否を宗教なしに含めません。小区分と丸めにより、原表の各割合の合計は厳密な100%とは限りません。
出典:カザフスタン統計局・2021年国勢調査宗教概要
キルギス・2023年報告
政府推計では住民の約90%がイスラム教、約7%がキリスト教、約3%がその他・無所属の区分です。正教会などの非イスラム教の集団は主に大都市に暮らすと報告されています。
米国務省の2023年報告が引用する政府推計。国勢調査の宗教別地区表ではありません。都市ごとの割合は示しません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:キルギス
タジキスタン・2023年報告
現地研究者の推計では住民の90%超がイスラム教です。イスマーイール派はイスラム教徒の約3〜4%とされ、東部ゴルノ・バダフシャン自治州(GBAO)に多く暮らすと報告されています。
米国務省の2023年報告に載る現地研究者の推計と地域記述。GBAOの割合や境界内の全住民の信仰を示す地図ではありません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:タジキスタン
トルクメニスタン・2023年報告
米政府推計ではイスラム教93%、東方正教会6.4%、その他約1%です。少数のシーア派住民について、アシガバート、イラン国境沿い、西部トルクメンバシなどが報告されています。
2023年の米政府推計で、2022年人口調査の宗教別構成ではありません。公表値の丸めで合計は100%を超えます。記載地は居住の例で、分布の境界ではありません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:トルクメニスタン
ウズベキスタン・2023年報告
政府が公表した人数はスンニ派イスラム教約3,500万人、シーア派約12.2万人、正教会約82.2万人、その他の信仰約54万人です。人数は報告時点の別集計なので、ここでは国勢調査の全国構成比へ換算しません。
米国務省の2023年報告が引用するウズベキスタン政府の人数。宗教別の地域表はこの資料にありません。寺院や宗教団体の所在地を住民の割合とは扱いません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:ウズベキスタン
数値を示していない国
EPRの限定的な居住域事例を見る
GeoEPR/EPR-EDは政治的に重要な集団の居住域と集団内の宗教構成を記録します。全住民の宗教人口調査ではなく、ここで選んだ事例の色面を全国・地区の信者割合へ読み替えられません。
イスラム教 — アフガニスタン・トルクメニスタン・タジキスタン・キルギス・ウズベキスタン・インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・ネパール
パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンなどの集団に結びつく居住域を示します。中央アジアの複数の帰属を持つ集団は別の分類で表示しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
イスラム教など(複数の帰属) — キルギス・ウズベキスタン・カザフスタン
カザフスタンのカザフ、ウズベキスタンのウズベク、キルギスのキルギスの居住域です。EPR-ED 2021はこれらの集団内にイスラム教のほか無神論など複数の帰属を記録しています。イスラム教の記録値はそれぞれ45.9%、66%、77%ですが、国全体や色面内の住民の割合ではありません。このため単一の宗教の色と区別しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
掲載した居住域の重なり — 複数の地域
異なる分類の居住域が資料上で重なる場所です。どちらか一方を多数派と判断する根拠がないため、別の色で示しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
資料の定義と掲載集団を確認する
居住域はGeoEPR 2021のうち、2020年に有効な地域分布を使います。政治的に関係のある集団を扱う研究資料であり、全民族を対象とした人口調査ではありません。全国の境界を居住域とする記録と、都市だけに分布する記録は面表示に使っていません。州別人口の値から境界を作っていません。
単一の宗教名の色は、EPR-ED 2021で集団の8割以上に共通すると記録された宗教に対応します。中央アジア3か国のカザフ・ウズベク・キルギスの集団はこの条件を満たさないため、「イスラム教など(複数の帰属)」として別の色で表示します。集団全体の特徴を、その居住域の全住民の信仰と同一視することはできません。個人が複数の信仰を併せ持つ状況や、2020年以後の変化は示しません。
- イスラム教:Afghanistan / Pashtuns、Afghanistan / Hazara、Afghanistan / Tajiks、Afghanistan / Uzbeks、Afghanistan / Turkmen、Turkmenistan / Turkmen、Tajikistan / Tajiks、Tajikistan / Uzbeks、Tajikistan / Kyrgyz、Tajikistan / Pamiri Tajiks、Kyrgyz Republic / Uzbeks、Uzbekistan / Tajiks、India / Kashmiri Muslims、Pakistan / Baluchis、Pakistan / Punjabi、Pakistan / Sindhi、Pakistan / Pashtuns、Bangladesh / Bengali Muslims、Sri Lanka (Ceylon) / Moors (Muslims)、Nepal / Muslims
- イスラム教など(複数の帰属):Kyrgyz Republic / Kyrgyz、Uzbekistan / Uzbeks、Kazakhstan / Kazakhs
出典:GeoEPR 2021(Wucherpfennigほか、2011;Vogtほか、2015)、EPR-ED 2021(Bormannほか、2017)。地域の抜粋・同じ分類の結合・重なりの表示はInsight Journalによります。元資料の境界も概略であり、居住地や信仰を個人について判断する用途には使えません。