Population · 2020
人口の分布を読む
ガンジス川沿いからベンガルの平野へ濃い人口の帯が続きます。中央アジアではタシケント・アルマトイなどの都市周辺や河川沿いにまとまり、乾燥した内陸と高山域では疎らです。
地図上の地点を選ぶと、格子面積当たりの推計人口を表示します。
この都市の範囲と人口
- 2020年の推計人口
- 2025年の都市範囲の面積
- その範囲の平均人口密度(2020年)
輪郭は、資料が人口の集中するまとまりとして定めた「都市」の範囲です。市区町村の境界や通勤圏とは異なります。ここでは、2025年の資料が定めた同じ範囲に、各年に何人が暮らしていたかという推計値を比較します。
同じ都市範囲で比べた推計人口| 人口の年 | 推計人口(人) |
|---|
値は整数に丸めています。1人単位の正確さを保証する値ではありません。この表から、都市の面積が何年に拡大したかを読み取ることはできません。
分布から読み取る
南アジアではガンジス・ベンガル平野の広がり、中央アジアではフェルガナ盆地とタシケントなどの都市周辺を見比べます。山地から流れる水を利用する河川沿いの農業や、都市の交通・仕事は立地を考える条件です。ただし地形や水だけで現在の人口密度を説明しきることはできません。色は2020年の推計人口密度で、現在の正確な住民数ではありません。
色と数値の意味を確認する
元資料はGHS-POP R2023Aの2020年の推計人口です。地表で1km²になる格子に人口を割り当てた資料を使います。広域図では5×5格子をまとめ、推計人口の合計を、有効な元格子の面積で割っています。「詳細図あり」の都市では、元の1km格子を表示します。
海岸では海を含む格子も計算に含まれます。そのため、数値は陸地の面積だけで割った人口密度とは異なります。推計0人とデータがない場合は別々に扱い、選択した地点の説明で区別します。国の概略境界で人口データを切り取ったり、近隣の値で小島を埋めたりはしていません。
都市の一覧には、各地域で2020年の推計人口が多い12都市に加え、各国で最も人口の多い都市と詳細図の対象都市を掲載しています。すべての都市や首都を網羅した一覧ではありません。
出典:Schiavinaほか(2023)、GHS-POP R2023A、欧州委員会JRC、GHS-UCDB R2024A V1.2。手法はPesaresiほか(2024)と利用条件を参照してください。CC BY 4.0に基づき、Insight Journalが地域の抽出・集約・色分けを行っています。人口図の海岸線と国境には、Natural Earth v5.1.2の1:10m資料(パブリックドメイン)を使っています。縮尺1:10mは1千万分の1を表し、10mの細かさを意味するものではありません。
地域の産業と、供給網の役割を分けて読む
製造業、素材・エネルギー、サービスを切り替え、各国の経済の構成と国内の分布を確かめます。地域の特徴にはモンゴルも含みます。この国別産業入口では中国・日本・韓国・台湾の4対象を比較し、周辺国の値を代用しません。
供給網では、素材を得ること、部品や製品を加工・組立すること、輸送して市場へ届けることが関わります。収録した鉄鋼の設備能力、日本の業種別出荷額、商品貿易を順に読むと、それぞれの役割を考える手掛かりになります。能力・出荷額・貿易額は異なる量で、足し合わせられません。
国連Comtradeの2023年の商品輸出・輸入では、鉄鋼(72章)、電気機器(85章)、車両・部分品(87章)などの区分を選べます。広い商品区分であり、特定部品がどの国を経て完成品になったか、企業間の調達関係、国内で生まれた付加価値を追跡する資料ではありません。輸出には再輸出も含みます。
製造業の付加価値は2024年のGDP比、日本の製造品出荷額等は2024年の百万円、鉄鋼能力はGEMの2026年6月版・千t/年、商品貿易は2023年の名目米ドルです。資料年・単位・対象範囲を各主題の出典で確認してください。台湾のWDI系列は未掲載、貿易は台湾等を含む「Other Asia, nes」(490)です。
World Bank WDIの定義 · GEMの鉄鋼能力 · 国連Comtrade
Population · Settlement areas · 2020
民族の特徴的な居住域
パシュトゥーンはアフガニスタンとパキスタン、ベンガルの集団はインド東部とバングラデシュ、タミルの集団はインド南部とスリランカの両側に掲載されています。
掲載した集団の居住域を示す概略図です。GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の抜粋です。全住民の民族調査や、個人の自己認識・母語を示す地図ではありません。
灰色は掲載した居住域の重なりです。色のない地域にも人々は暮らしていますが、この図では分類していません。
インド国内を別資料で読む
2011年国勢調査 C-16 の州別母語構成を表示できます。母語は民族・自己認識とは異なる設問で、この地図の政治的重要集団と人数を結び付けません。
分布を読む背景
パンジャーブとベンガルでは、1947年の分割時に新しい国境を越える移動が起こりました。いまの色面だけで個々の家庭の移動歴や、別の地域に暮らす人々の数は分かりません。地形が居住の理由を一つに決めたとも読めません。
歴史資料:Partition Museum・1947年の分割と移動。
パシュトゥーン — アフガニスタン・パキスタン
アフガニスタンとパキスタンの国境をまたぐ居住域です。国別の塗り分けでは分断される広がりを、一続きの分類で確認できます。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
タジク — アフガニスタン・タジキスタン・ウズベキスタン
アフガニスタン、タジキスタン、ウズベキスタンに掲載された居住域です。同じ分類が複数の国に分かれて広がっています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
ウズベク — アフガニスタン・タジキスタン・キルギス・ウズベキスタン
ウズベキスタンに加え、周辺のアフガニスタン、タジキスタン、キルギスにも掲載された居住域があります。国名と民族名が似ていても、分布はその国だけに限りません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
トルクメン — アフガニスタン・トルクメニスタン
トルクメニスタンとアフガニスタンにまたがる居住域です。乾燥した中央アジアの中で、集団の広がりと国境の違いを示します。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
カザフ — カザフスタン
カザフスタンに広く分布する、資料に掲載されたカザフの居住域です。広い色面は居住域の概略であり、全域に人口が密集しているという意味ではありません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
キルギス — タジキスタン・キルギス
キルギスとタジキスタンに掲載された居住域です。山地の国境をまたぐ集団の広がりを確かめられます。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
バルーチ — パキスタン
パキスタン西部に掲載された居住域です。この地図の対象外に続く分布は含めていないため、全体の分布とは区別してください。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
パンジャーブの集団 — パキスタン・インド
パキスタンとインドの両側に居住域が続きます。地理的に接する集団でも、宗教などの特徴が一様であるとは限りません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
シンドの集団 — パキスタン
パキスタンのインダス川下流側にまとまる居住域です。国内でも北部のパンジャーブの集団とは分布が異なります。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
ヒンディー語集団の一部 — インド
インド北部に掲載されたヒンディー語集団の一部です。資料は政治・社会上の区分を用いるため、ヒンディー語話者全員の分布ではありません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
ベンガルの集団 — インド・バングラデシュ
インド東部とバングラデシュにまたがる居住域です。国境を越えて続くベンガルの平野の広がりと比較できます。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
マラーティー語集団の一部 — インド
インド西部に掲載されたマラーティー語集団の一部です。言語圏の概略を読む補助になりますが、全話者を含む境界ではありません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
テルグ語集団の一部 — インド
インド南部に掲載されたテルグ語集団の一部です。南部全体を一色とせず、隣接する別の集団との位置関係を示します。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
タミルの集団 — インド・スリランカ
インド南部とスリランカにまたがる居住域です。海峡を隔てて同じ分類が分布する様子を確かめられます。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
シンハラ — スリランカ
スリランカに掲載された居住域です。同じ島内のタミルの集団と、資料上の広がりを比べられます。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
ハザーラ — アフガニスタン
アフガニスタンに掲載された居住域です。国全体の民族構成とは別に、国内の地域的なまとまりを示します。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
掲載した居住域の重なり — 複数の地域
異なる分類の居住域が資料上で重なる場所です。どちらか一方を多数派と判断する根拠がないため、別の色で示しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
GeoEPRが政治的に重要として分類した集団の概略域で、全住民の民族・言語・自己認識を調べた地図ではありません。名称に「語」を含む区分も、その言語の全話者を示しません。
資料の定義と掲載集団を確認する
居住域はGeoEPR 2021のうち、2020年に有効な地域分布を使います。政治的に関係のある集団を扱う研究資料であり、全民族を対象とした人口調査ではありません。全国の境界を居住域とする記録と、都市だけに分布する記録は面表示に使っていません。州別人口の値から境界を作っていません。
- パシュトゥーン:Afghanistan / Pashtuns、Pakistan / Pashtuns
- タジク:Afghanistan / Tajiks、Tajikistan / Tajiks、Uzbekistan / Tajiks
- ウズベク:Afghanistan / Uzbeks、Tajikistan / Uzbeks、Kyrgyz Republic / Uzbeks、Uzbekistan / Uzbeks
- トルクメン:Afghanistan / Turkmen、Turkmenistan / Turkmen
- カザフ:Kazakhstan / Kazakhs
- キルギス:Tajikistan / Kyrgyz、Kyrgyz Republic / Kyrgyz
- バルーチ:Pakistan / Baluchis
- パンジャーブの集団:Pakistan / Punjabi、India / Punjabi-Sikhs (non-SC/ST/OBCs)
- シンドの集団:Pakistan / Sindhi
- ヒンディー語集団の一部:India / Hindi (Non SC/ST OBCs)
- ベンガルの集団:India / Bengali (non-SC/ST/OBCs)、Bangladesh / Bengali Muslims
- マラーティー語集団の一部:India / Marathi (non-SC/ST)
- テルグ語集団の一部:India / Telugu (Non SC/ST/OBCs)
- タミルの集団:India / Tamil (non-SC/ST/OBCs)、Sri Lanka (Ceylon) / Sri Lankan Tamils、Sri Lanka (Ceylon) / Indian Tamils
- シンハラ:Sri Lanka (Ceylon) / Sinhalese
- ハザーラ:Afghanistan / Hazara
出典:GeoEPR 2021(Wucherpfennigほか、2011;Vogtほか、2015)。地域の抜粋・同じ分類の結合・重なりの表示はInsight Journalによります。元資料の境界も概略であり、居住地や信仰を個人について判断する用途には使えません。
Population · Settlement areas · 2020
宗教と結びついた居住域
掲載した集団に結びつく宗教の事例です。
掲載した集団の居住域を示す概略図です。各場所での信者の割合や、多数派の宗教を示す地図ではありません。
灰色は掲載した居住域の重なりです。色のない地域にも人々は暮らしていますが、この図では分類していません。
この地図の掲載範囲
南アジアと中央アジアの代表的な居住域を抜粋しています。
Population · Census and report sources
宗教構成と資料の範囲を読む
インド・ネパールではヒンドゥー教、パキスタン・バングラデシュではイスラム教、スリランカでは仏教の割合が大きい国勢調査結果です。丸は全国の構成、四角は報告の記述、細地域名は州・地区の公表値です。案内点そのものの住民割合ではありません。
国勢調査は2011〜2024年で、質問・公表区分・不明回答の扱いが異なります。報告の推計や人数とは分母も異なります。同じ年・同じ分類の順位として比較しません。
インドの州別宗教構成
地図の青い面はインド2011年国勢調査 C-01 の34比較区域における、各区域の全住民に占めるイスラム教回答の割合です。淡色は10%未満、最も濃い色は75%以上です。州内の全地点に同じ割合が分布する意味ではなく、他国の無着色は0%を示しません。州を選ぶと人数と分母を確認できます。
インド・2011年
全国ではヒンドゥー教が約8割、イスラム教が約1.4割です。州別の構成は一様ではなく、パンジャーブ州のシク教、旧ジャンムー・カシミール州のイスラム教、北東部のキリスト教などが特徴です。
ヒンドゥー教 79.8%イスラム教 14.2%キリスト教 2.3%シク教 1.7%仏教 0.7%ジャイナ教 0.4%その他の宗教・信仰 0.7%宗教の記載なし 0.2%
2011年国勢調査。州・地区別C-01表も公表されています。州界は当時の区分で読み、現在の州に無理に配分しません。
出典:インド国勢調査 C-01 / 政府公表
パキスタン・2023年
全国ではイスラム教が約96%です。地区別表では少数の宗教区分も公表されますが、この全国の丸だけから地区の分布を推測できません。
イスラム教 96.35%その他の公表区分(差分) 3.65%
2023年国勢調査。地区別Table 9にはキリスト教、ヒンドゥー・ジャーティ、指定カースト、アフマディーなどの別区分があります。全国報告のイスラム教96.35%と100%との差分を表示し、他国の「その他」と同じ分類とは扱いません。
出典:Pakistan Bureau of Statistics・2023年国勢調査
バングラデシュ・2022年
全国ではイスラム教が約91%、ヒンドゥー教が約8%。原表には管区別の宗教構成もあり、全国の割合を各地点の割合には置き換えません。
イスラム教 91.08%ヒンドゥー教 7.96%仏教 0.61%キリスト教 0.3%その他 0.06%
2022年国勢調査の全国表3.2.15。区分・値は公表値をそのまま使用しています。丸めにより合計が100.01%になります。
出典:Bangladesh Bureau of Statistics・2022年国勢調査の報告書一覧(全国表3.2.15)
ネパール・2021年
ヒンドゥー教が約81%、仏教が約8%、イスラム教が約5%。キラートも独立した区分です。報告には州・地区別の表があり、全国一色では地域差を説明できません。
ヒンドゥー教 81.2%仏教 8.2%イスラム教 5.1%キラート 3.2%キリスト教 1.8%プラクリティ 0.3%ボン 0.2%ジャイナ教 0.01%シク教 0.01%バハーイー教 0%
2021年国勢調査の宗教テーマ報告。キラートなど同国の公表区分を残し、他国の「その他」へ統合しません。設問は「信仰する宗教」で、無宗教は別に測れません。全国値を地区の色面に延ばしません。小区分は公表値の丸めで0.0%の場合もあります。
出典:ネパール国家統計局・2021年宗教テーマ報告 表3.1
スリランカ・2024年
全国では仏教が約70%。ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教も並びます。地区別表を読むと北部や東部の構成は全国と異なります。
仏教 69.8%ヒンドゥー教 12.6%イスラム教 10.7%ローマ・カトリック 5.6%その他のキリスト教など 1.3%
2024年国勢調査。地区別の人数と割合の表が2026年に公表されました。カトリックとその他のキリスト教を原表どおり分けます。
出典:スリランカ統計局・2024年地区別宗教 表2.14
カザフスタン・2021年
イスラム教とキリスト教の両方が公表され、回答拒否も約11%あります。宗教への回答と民族の分類は別です。全国値を州ごとの割合と取り違えません。
イスラム教 69.3%キリスト教 17.2%無宗教 2.3%回答拒否 11%その他の公表区分 0.2%
2021年国勢調査。回答拒否を宗教なしに含めません。小区分と丸めにより、原表の各割合の合計は厳密な100%とは限りません。
出典:カザフスタン統計局・2021年国勢調査宗教概要
キルギス・2023年報告
政府推計では住民の約90%がイスラム教、約7%がキリスト教、約3%がその他・無所属の区分です。正教会などの非イスラム教の集団は主に大都市に暮らすと報告されています。
米国務省の2023年報告が引用する政府推計。国勢調査の宗教別地区表ではありません。都市ごとの割合は示しません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:キルギス
タジキスタン・2023年報告
現地研究者の推計では住民の90%超がイスラム教です。イスマーイール派はイスラム教徒の約3〜4%とされ、東部ゴルノ・バダフシャン自治州(GBAO)に多く暮らすと報告されています。
米国務省の2023年報告に載る現地研究者の推計と地域記述。GBAOの割合や境界内の全住民の信仰を示す地図ではありません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:タジキスタン
トルクメニスタン・2023年報告
米政府推計ではイスラム教93%、東方正教会6.4%、その他約1%です。少数のシーア派住民について、アシガバート、イラン国境沿い、西部トルクメンバシなどが報告されています。
2023年の米政府推計で、2022年人口調査の宗教別構成ではありません。公表値の丸めで合計は100%を超えます。記載地は居住の例で、分布の境界ではありません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:トルクメニスタン
ウズベキスタン・2023年報告
政府が公表した人数はスンニ派イスラム教約3,500万人、シーア派約12.2万人、正教会約82.2万人、その他の信仰約54万人です。人数は報告時点の別集計なので、ここでは国勢調査の全国構成比へ換算しません。
米国務省の2023年報告が引用するウズベキスタン政府の人数。宗教別の地域表はこの資料にありません。寺院や宗教団体の所在地を住民の割合とは扱いません。
出典:米国務省・2023年宗教自由報告:ウズベキスタン
数値を示していない国
- アフガニスタン:全国を網羅する近年の宗教別国勢調査表を確認できていません。
- ブータン:全住民を分母とする宗教別の公的表と再利用条件を確認中です。
- モルディブ:2022年国勢調査の宗教別全居住者表を確認できていません。国籍を宗教へ置き換えません。
EPRの限定的な居住域事例を見る
GeoEPR/EPR-EDは政治的に重要な集団の居住域と集団内の宗教構成を記録します。全住民の宗教人口調査ではなく、ここで選んだ事例の色面を全国・地区の信者割合へ読み替えられません。
イスラム教 — アフガニスタン・トルクメニスタン・タジキスタン・キルギス・ウズベキスタン・インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・ネパール
パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンなどの集団に結びつく居住域を示します。中央アジアの複数の帰属を持つ集団は別の分類で表示しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
ヒンドゥー教 — インド・ブータン・パキスタン・スリランカ・ネパール
インドの広い範囲とネパールなどに、ヒンドゥー教に結びつく集団の居住域が広がります。宗教と民族・言語の分類は同じではありません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
仏教 — ブータン・バングラデシュ・スリランカ
スリランカやヒマラヤ周辺など、離れた地域に仏教と結びつく集団の居住域があります。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
シク教 — インド
インドのパンジャーブの集団に結びつく居住域です。インド全体の宗教構成だけでは見えにくい地域的なまとまりです。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
キリスト教 — インド
インド北東部など、資料で確認できる集団の居住域を抜粋しています。南アジアの全キリスト教徒の分布ではありません。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
イスラム教など(複数の帰属) — キルギス・ウズベキスタン・カザフスタン
カザフスタンのカザフ、ウズベキスタンのウズベク、キルギスのキルギスの居住域です。EPR-ED 2021はこれらの集団内にイスラム教のほか無神論など複数の帰属を記録しています。イスラム教の記録値はそれぞれ45.9%、66%、77%ですが、国全体や色面内の住民の割合ではありません。このため単一の宗教の色と区別しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
掲載した居住域の重なり — 複数の地域
異なる分類の居住域が資料上で重なる場所です。どちらか一方を多数派と判断する根拠がないため、別の色で示しています。
太い輪郭は選択した分布です。離れた部分も含めて同じ分類を強調しています。
EPR-EDが記録した集団内の宗教的特徴とGeoEPRの居住域を結びつけた限定事例です。集団の割合をその場所の全住民の割合に読み替えられません。
資料の定義と掲載集団を確認する
居住域はGeoEPR 2021のうち、2020年に有効な地域分布を使います。政治的に関係のある集団を扱う研究資料であり、全民族を対象とした人口調査ではありません。全国の境界を居住域とする記録と、都市だけに分布する記録は面表示に使っていません。州別人口の値から境界を作っていません。
単一の宗教名の色は、EPR-ED 2021で集団の8割以上に共通すると記録された宗教に対応します。中央アジア3か国のカザフ・ウズベク・キルギスの集団はこの条件を満たさないため、「イスラム教など(複数の帰属)」として別の色で表示します。集団全体の特徴を、その居住域の全住民の信仰と同一視することはできません。個人が複数の信仰を併せ持つ状況や、2020年以後の変化は示しません。
- イスラム教:Afghanistan / Pashtuns、Afghanistan / Hazara、Afghanistan / Tajiks、Afghanistan / Uzbeks、Afghanistan / Turkmen、Turkmenistan / Turkmen、Tajikistan / Tajiks、Tajikistan / Uzbeks、Tajikistan / Kyrgyz、Tajikistan / Pamiri Tajiks、Kyrgyz Republic / Uzbeks、Uzbekistan / Tajiks、India / Kashmiri Muslims、Pakistan / Baluchis、Pakistan / Punjabi、Pakistan / Sindhi、Pakistan / Pashtuns、Bangladesh / Bengali Muslims、Sri Lanka (Ceylon) / Moors (Muslims)、Nepal / Muslims
- ヒンドゥー教:India / Hindi (Non SC/ST OBCs)、India / Marathi (non-SC/ST)、India / Telugu (Non SC/ST/OBCs)、India / Gujarati (non-SC/ST)、India / Oriya (non-SC/ST)、India / Tamil (non-SC/ST/OBCs)、India / Bengali (non-SC/ST/OBCs)、India / Assamese (non-SC/ST/OBCs)、India / Manipuri、India / Indigenous Tripuri、Bhutan / Lhotsampa (Hindu Nepalese)、Pakistan / Hindus、Sri Lanka (Ceylon) / Sri Lankan Tamils、Sri Lanka (Ceylon) / Indian Tamils、Nepal / Caste Hill Hindu Elite、Nepal / Newars
- 仏教:Bhutan / Ngalops (Drupka)、Bhutan / Sharchops、Bangladesh / Tribal-Buddhists、Sri Lanka (Ceylon) / Sinhalese
- シク教:India / Punjabi-Sikhs (non-SC/ST/OBCs)
- キリスト教:India / Naga、India / Mizo
- イスラム教など(複数の帰属):Kyrgyz Republic / Kyrgyz、Uzbekistan / Uzbeks、Kazakhstan / Kazakhs
出典:GeoEPR 2021(Wucherpfennigほか、2011;Vogtほか、2015)、EPR-ED 2021(Bormannほか、2017)。地域の抜粋・同じ分類の結合・重なりの表示はInsight Journalによります。元資料の境界も概略であり、居住地や信仰を個人について判断する用途には使えません。
Agriculture & Livestock · 2020
米が広がる東側と、乾燥した内陸の農業を比べる
ガンジス川下流からバングラデシュにかけて米のまとまりが広がります。一方、乾燥するインダス川沿いにも米の栽培域があり、水の確保が違いを読む鍵になります。
地形・水・生育期と市場が分布を支える
ガンジス川とブラマプトラ川が河口へ運ぶ土砂は、バングラデシュなどにデルタと呼ばれる低地をつくります。稲作には雨水だけでなく灌漑水も使われ、地下水も水源になります。ここでは年降水量と米の概略栽培域を比較します。川の近くで米が作られていることだけから、取水先や灌漑量までは決められません。
水と稲作の説明の出典色面で作物の栽培域を示し、名前付きの点で主な畜産地域を示します。点の大きさは頭数・羽数を表しません。同じ品目の濃い色は集中する地域、淡い色は周辺に続く分布です。作物が重なる場所では特徴的な一品目を代表として塗ります。畜産の点はその上に重ねるため、同じ地方で両方が営まれていることも読めます。
概略図の作り方と出典
元の推計格子を共通の約12kmの投影格子にまとめ、周辺の分布をならしました。各品目の地域内での順位が上位55%に入る格子まで表示し、上位15%の集中域は濃くしています。作物同士が重なる場所は順位の高い一品目を代表とします。畜産は各品目の集中域の大きなまとまりから代表点を選びます。共通格子への平均化後の値が1ha/元格子未満の作物、1頭または1羽/km²未満の家畜は表示候補から除き、分布がない場所まで色を延ばしません。表示候補となった小さな区域も残します。地表での距離は緯度により異なります。色の濃淡は品目内での相対的な分布を示し、品目間の生産量や面積を比較する尺度ではありません。
地図直下の品目名を選ぶと、元の分布と地点の数値を確認できます。農畜産物は2020年の推計です。色を付けていない場所は、掲載品目の分布が薄いか、資料がない範囲です。農業がないという意味ではありません。色の付いた範囲も、すべてが農地や放牧地という意味ではなく、地方の特徴をつかむための概略です。
作物:IFPRI MapSPAM 2020 v2r2(米はCC BY-SA 4.0、他はCC BY 4.0)。家畜:FAO GLW4 2020(CC BY 4.0)。川:Natural Earth 1:50m。雨:CHELSA(CC0 1.0)。